ガールズバーの感じの悪さに嗚咽!
H.N/こうしろう
ガールズバーという存在も知りませんでした。キャバクラ経験は一度だけですがありますし、新宿歌舞伎町のおかまバーも体験したことがあります。でも、ガールズバーは未だに未経験だったんです。
高校の同級生が何やらやましい仕事をしているらしい……という風の噂を聞いたんで、野次馬根性に火が付き問い詰めるとガールズバーで働いているって。
???でしたよ、なにガールズバーって。バーって付くくらいですからラウンジ嬢ってことかなって聞き返すと、ガールズバーって言ってるじゃん!と怒られました。
まあ、ざっくり言うとキャバクラの亜種みたいなものですよね。やましいとか言っていたから風俗かしらと思ったら、単なる飲み屋じゃないか大げさな!ってのが最初の感想。
でも、なんだかんだ調べてみると興味がムクムクと湧いてくるものなんですね。僕の地元は千葉の内房線っていうローカル線沿いの田舎なんで、そんな洒落た業種の店なんかないと思ったので、週末を利用して千葉市内まで遠征することにしたんです。
普通なら口コミとか相談所とかで、お店のチェックを念入りにしてから行くでしょ?でも今回はマイ人生と同じく行き当たりばったりで突入したくなりました。
あほらしいでしょ、これがガールズバー初体験で失敗するきっかけになるなんて想像もしていませんでした。
千葉市内はかなりの大都会(僕目線ですが)で、繁華街っていってもどこからどこまでが繁華街で賑わっているのかもわからない。土地勘もないってことで、タクシーのおじさんにこの辺でガールズバーがあるエリアまでってリクエスト。
どのお店がいいのか分からなかったんで、とりあえず一番最初に目についたガールズバーをチョイス。うんうん、なかなかスタイリッシュな店内で素敵じゃない。
女の子はどうなんだろ、普通の飲み屋に比べると確かに平均年齢は低く見え、キャストさんはナチュラルというかサイボーグ感はないね。要するに期待していたほどルックスのいい子はいませんでした。でも言い方を変えれば、素人系の子と飲めると最初はそう思ってたんです。
でも、なんか雲行きが怪しくなるんですよ。
まずとなりにいた大学生グループがまあ騒ぐ騒ぐ。こちとら一人で来てんだぞ!グループ内でダーツとかでワイワイしだすもんだから、もう居心地の悪いのなんの。
お店は飲み放題だから、まずはビールをいただきましたけど、キャストも「私も飲みたい!」みたいに数人からせがまれて勘弁して~って思いました。
タイプの子ならいいんですけど、パンダみたいな子や多分スキマバイトの新人かな、なんでお前らに奢らなきゃならんのだ!とりあえず挨拶代わりに一杯だけ奢ったら、即おかわり!だって。丁重にお断りしましたよ。
キャストと客の距離感が近いのは確かにいいんですが、そこにもマナーがあるじゃないですか。同年代だしバカにされたのか知りませんけど、お兄さんってほっ〇ゃんに似てるよね、ウケる!とか言い出す始末。地味にショック!
あちらも少しアルコールが入ってしまってる分、お客への配慮が希薄になっているのかもですけどプロ意識の低さを実感しました。
来店した時間が少し早かったのでキャストの数も少なく、経験値高めの子が少なかったのかも。聞き上手、盛り上げ上手の子がいないと店も盛り上がらないと思うんですよ。
ガールズバーって意外と一人客、あまり喋らずに楽しむ客もいると思うし、もう少し来店客全員が居心地よく感じる場所を提供してほしいものです!
思ったんですけどね、ガールズバーしかも都心から離れた場所にあるお店は、水商売に勝負をかける女の子は少ないのかなと。タイミーみたいに隙間時間でゆらり出勤って子が多いから、プロ意識がそもそも生まれにくい環境なのかもしれません。
まあ、自分も情報を一切調べずに行き当たりばったりで来店したのが悪いんですけどね。取りあえず飲むものは飲んで、残り時間20分くらい残してさっさと退散してきました。
帰りの会計は男性スタッフだったんですが、彼はとても愛想よく対応してくれましたよ。
千葉駅に向かう途中、何回か風俗のキャッチに捕まりイライラのあまり一発抜こうかとも思いましたけど、ついていない日は何をしても上手くいかない気がするのでトボトボ帰路につきました。
来月大阪へ行く用事があるんですけど、そこで都会のガールズバーの実力を見せてもらうか、悩むところです。