大久保の韓国ガールズバーに初潜入
H.N/キムさん
先日仲のいい同僚とプチデート(単なる友人)に出かけたんですが、彼女は大のKポップ好き。スマホの待ち受けには中性的な韓国人シンガーが設定されているし、着信音も流行っているという韓国ミュージック。
平成のJポップをウロウロしている自分にとって、この韓流ポップ、韓国人気の波に溺れている情けない状態で、全く彼女の話題にはついていけない……。
大久保でKポップショップ巡りをしたいし韓国コスメも買いたい!荷物持ちをお願いと頼まれて駆り出されたんですが、この近くに最近人気のバーがあるからそこにも行こうと提案されたんです。
場所柄ゆえ、外国人が多いアングラバーかなんかかな?と思って彼女と向かった先はまさかの韓流ガールズバー! ガールズバー、コンセプトバー?よくわからないですけど、まさか女友達に誘われるとは思わなかったですし、このバーがまた異色だったので今回カキコしているわけです。
名前は覚えてないですけど、お店のネーミング以上にディープワールドでした。そもそものコンセプトが韓国文化、韓国ミュージックなわけですからね、もちろんそこで働くキャストさんはみんな韓国の子でした。
根掘り葉掘り聞く訳にはいかないので詳しくは分かりませんが、日本語がほとんどできない子もいたので、日本永住者だけでなく留学生もいるのではと勘繰っています。
確かに韓国人はみんな美肌で顔立ちが整っているので、美人は美人なんですけど。でも日本人のようなナチュラルな感じではなく、兎にも角にもみんな同じ顔なのにビックリ。人工美というものの恐ろしさを感じました。まあ、みんな美人なんですよ……。隣国とはいえ文化や価値観の違いを改めて感じました。
あと、お客の層も意外と女性が多かったです。男性韓国人アイドルに目移りしている彼女なので、ちょっと意外に感じてしまいましたがかなり楽しんでいる模様。
接客を担当してくれた、何とかって子がかなりコミュ力が高くて、うちらと別のグループで来ていたKポップアイドルファンを繋いでくれて盛り上がっていました。
お店の内装、雰囲気はそこまで韓国、韓国っていう雰囲気ではなくて、本当に普通のバーなんです。意外とリーズナブルには飲めたんですけど、やっぱりこの手のバーはその世界観をしっかり理解している人じゃないと楽しめないですよね。
キャバクラみたいなギラギラ感はなく、お客が勝手にカラオケで歌って店内がわーっと盛り上がるみたいな!趣味が同じだと、顔見知りじゃなくてもこんなに騒げるんですね……。
自分としてはつまみにキムチとかチゲとかないのかなと尋ねてみたんですけど、「うちはそういうお店じゃないです」といわれてしまいました。別にいかがわしいサービスを頼んだんじゃないのに!友人にはガールズバーはお酒を楽しむ場であり、匂いのキツイ食事ができるわけないでしょうとピシャリと注意されましたよ。
件の友人は5000円以上を支払いボトルキープもしていて、これからも一人で通うそうです。そうそう、自分はというと場の雰囲気に合わせてマッコリを飲んでました。ワラ。
女の子しかいないし、肝心の韓国人男子がいないのに楽しいのか?と聞くと、そういう問題じゃない!見ず知らずの人、韓国人の女の子と話題を共有して、盛り上がるのが楽しいの!だそうです。そんなもんなのか、まあ男友達とラウンジでワイワイ騒ぐのと同じ感覚ですかね……。
そうそう、店内言語については、肌感覚で日本語と韓国語がほぼほぼ半々といったところでした。ボーダーレスな世界観といえばいいのでしょうか、悪くいうと韓流オタクの巣窟ですけれど、それ以外にもとにかくキャストのルックス重視という男性にはおすすめできるかもですね。大久保だからこそ人気が維持できるガールズバーだと思います。正直自分はそこまで興味がないからもういいかな……ってのが一番の感想。
他の男性客のことで一つ気になったんですけど、韓国キャストさんに「一杯どうですか」と片言の韓国語で勧めたら、お店の子が私も私もと群がっていて笑いました。ガールズドリンクって確か1000円弱したと思うので、5人以上いたキャスト全員に奢らされていて少し不憫に感じてしまいました。でも本人はこれも文化といわんばかりに、ウンウンと首を縦に振って頷いていましたけどね。
友達曰くこの手のガールズバーは一時的な流行の側面が強いし、外国人就労の難しさもあるから、なかなか生き残るのは難しいそうです。それでも彼女はこのお店を気に入ったらしく、「私の推しは〇〇ちゃん(女)」とかいっていて、来週もお店に顔を出すらしいですよ。
なお、そこで働く韓国人キャストは友人のことを愛称でヘインと呼んでいるそうです。頼むからハマり過ぎないでくれよ~!